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・ネコと古本。
ありがたいことに大学が神田・古書店街のすぐ近くなので
ここ1〜2年間は空き時間など、しょっちゅう徘徊してます。
歩くルートはだいたい決まっていて、立ち寄る古本屋も
毎回ほぼ同じだったりします。さながら“なわばり巡回”…。
先日のこと、よく立ち読みに行くマンガ専門の古本屋さんで
こういう本が目にとまりました。↓
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須藤真澄「ゆず」(秋田文庫)
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ネコ好きな私にとってはどうにもたまらん表紙だったので
その場で即ゲットして参りました。
内容は、作者須藤真澄さんと、
ネコの須藤ゆず(オス)との
出会いから始まり、彼らの穏やかな日常や
決して穏やかでない事件などを綴ったものでした。
なかなかどうして、単なるネコ溺愛マンガでは終わらず
ゆずをはじめネコの
ビミョーな仕草や、飼主・飼いネコという
立場でのリアルな心理描写もあるなど、
ぴりりと刺激的で
ほんわか気分に浸れる
味のあるマンガでありました。
とりわけゆずのなわばりが
異常に狭かったり、
オスたる威厳のかけらも見えぬほどに
ケンカがずば抜けてよわっちいところなど、
以前に幼馴染が飼っていたネコを連想させます。
彼
はおデブなのでシャムネコに見えず、
しかもメスに追い返されるくらいケンカも弱かったです。
ゆずも相当哀れですが、
彼の生涯も悲劇の連続でした。
あ、ちなみにゆずは今もご健在だそうです。(ちょっと安心)
ともあれ、あれ以来すっかり須藤ワールドにハマッてしまい、
彼女の作品を見かけるとついつい買い込む今日この頃。
ところが、中には絶版だったり
重版未定だったりと
幻の作品も少なくはないようです。
最近になって復刻版や新装版もぞくぞく出ているようですが
それでも読みたい本がいまだに絶版のままという状況。
古本屋で探すのもかなり大変です。
とか言ってたら古本屋で絶版モノを見つけてしまいました。
しかし、いかんせん価格が定価の3倍!
……これは神田の古本屋だったからなのでしょうか?
こうなったらたのみこむで
復刻依頼しちゃおっかな。(真剣)
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須藤真澄さんのHP「おさんぽ王国」
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