有限会社キャニッツのサイトへようこそ。
  • このページはログとして残っている古いページです。
  • リンク切れや、現状にそぐわない記述などが含まれる場合が御座います。
  • また過去の技術で作られたページもあり、きちんと表示されない場合も御座います。
どうぞご了承頂いた上でご覧ください

有限会社キャニッツ

最新の情報、コンテンツは
こちらからどうぞ

 
同人プロジェクト 会社概要 お問い合わせ
コンテンツメニュー レンタル掲示板 自動登録リンク集 各種ダウンロード 週刊蟹通(スタッフによる週一コラム)

・謎のサーチライト

もう12月です。
もう師走なんです。
もう年の瀬なんですね。

いやはや、今年もビュンビュン過ぎてきちゃいました。

そんな今年に入って、我が家の周りでは
不思議な現象を目撃するようになりました。

最初は、春ぐらいでしたでしょうか。

閉め忘れた雨戸を閉めに行った母が
「ねぇ、なんだろあれ」
と、小声で話しかけてきたのを覚えています。

こう母が話しかけてくるのは
別に目面しいことではなく、内容も
夕焼けがきれてだとか、
見慣れない鳥がいるとか
そんなたいしたことのないこと
でしたので、
私は、何だよ忙しいのになどと心の中でぼやきながら
母のが言う窓へと向かいました。
「ほら、あの雲のところ。
 なんか探ってない?」
そう母が指差す先には、

確かにサーチライトらしき光が
雲に映りこんでいました。

ゆっくりと右に左に…

私と母は、怖くなってすぐに雨戸を閉めました。

まだ、あのテロ事件から
一年とたっていない時の出来事です。

それに我が家の近くには、地元民が「通信隊」とよぶ
結構広い米軍基地があります。

ライトは決して通信隊の方向ではなかったのですが
なんとなく、気味が悪いものです。

その時は、それ以上のことはなく
家の中で私と母は
「テロかな、テロ予告とかあったのかな」
などと、半分冗談交じりに話すだけで終わりました。

ところがどうでしょう。

その出来事から、何日かたった曇りの日に
またサーチライトが出現しました。

あいも変わらず、右へ左へと何かを探しているように見えます。

雲に大きく写るほどの光です。
普通の大きさのライトでは到底ありえません。

一体誰が、何の目的で、
あのようなことをしていると言うのでしょうか。

気味が悪いです。

サーチライトは、その後
頻繁に見かけられるようになりました。

人間の慣れというのは恐ろしいもので
何ヶ月がたったころには、誰も(私も含めて)
気にもとめなくなっていました。

曇りの晩に、ある方向から光が放たれている
ただそれだけのことです。

いえ、もしかしたら誰も気づかないだけで
晴れた版にも、同じ事を繰り返しているのかも知れませんが
だからといって、自分たちの生活に特に害が
あるわけでもなく、一定の方向から光が放たれているという
それだけのことのはずでした。

でもさらにびっくりな事実があったのです。
それは、つい先日、友人とともに曇りの夜空を
眺めながら歩いていたときのことです。

「なぁ、あの光ってみえるよな?」

そう友人が指す空には、見慣れたサーチライトが
右に左にと見えない何かをてらしています。

「あぁ、見えるよ。
なんか随分前からやってるよね、アレ」


そこで、私はハッとしました。
私がそれを見ていた方角とは、
明らかに向きが違うのです。

友人は、その方向に前から見かけていると言います。

とすると、

光は二方向から、
何ヶ月にもわたって
空を探っている

ことになります。

気味が悪いです。

一体誰がなんのためにっ!?


真相は、未だ闇の中…

何か進展がありましたら追って
ご報告させていただきたいと思います。



このページのTopへ戻る

蟹通トップページへ