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ブラウン管のひみつ
カニタ
惑星トレンコの地表はまさに巨視レベルでのブラウン運動であることか!?
蟹太
ハカセ
おや、蟹太君が意味不明な妄言を吐きつつ道路に寝ッ転がっておる。
思春期だからって大概にしなさいよ。
博士
カニタ
博士、博士、誤解です！
実は、このまえ磁石で遊んでいたんです。
そしたら！
蟹太
ハカセ
鋼鉄ジーグのおもちゃか。
博士
カニタ
博士、博士、ぼくは設定上では平成生まれなのでよろしく。
そんな70年代のおもちゃは知りませんから。
とにかく、あなたはぼくの話を聞いて解決策を明示すればいいのだ。
蟹太
ハカセ
よかろう、言いなさい、語りなさい。
聞こう。
博士
カニタ
磁石で遊んでたら、ブラウン管の画面がグンニャリ歪んで面白かったのです。
調子に乗って遊んでいたら、磁石を離した後も画面がやばい。
蟹太
ハカセ
ふむ。色がおかしくならなかったかね。
博士
カニタ
そうです。なりました。
なんていうか、放射状のプリズム化現象というか。
とにかく色がやばい。人の肌が紫色になったりします。
蟹太
ハカセ
ふむ。ブラウン管は電子ビームを使って像を描いておるからね。
陰極線管が帯磁して色調がおかしくなったのじゃろう。
博士
カニタ
原因をご存じなのですね。
どうすればこのプリズマティカライズ現象を修復できますか。
蟹太
ハカセ
陰極線管が帯磁したら半永久的にそのままじゃよ。
博士
カニタ
ゲェーッ。
蟹太

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