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幻肢近似痛のひみつ
カニタ
べつだん最近のはなしではないのだけど、
というか物心ついたときからそうなんだけどさあ。
蟹太
ハカセ
おお蟹太くん、久しぶりじゃのう。
8月のフラッシュ以来か。
で、どうした。
博士
カニタ
俺の体のことなんだ。
なんかさあ、左のわき腹を爪で圧迫すると、
かわりに左ひじの内側あたりに痛みが走る。
こいつは不思議現象だよ。
蟹太
ハカセ
ふむう。
博士
ツーコ
それはツボだ。東洋の神秘だ。
経絡秘孔に違いない。
左ひじに影響を与える秘孔なのだ。
漫画で読んだことがあるから確実だ。
通子
カニタ
なるほど。
すると、秘孔点穴の技をマスターすれば、
左わき腹を突いて左ひじを爆散させることも夢ではない。
俺、アート・オブ・キリングの創始者になるよ。
蟹太
ハカセ
まあ待て、そう疑似科学的な解釈に飛びつくのは早計である。
よいかな、痛みとはわき腹やひじが感じるものではない。
脳が痛みを感じるのだ。
博士
ツーコ
そんなの知ってるよ。
通子
ハカセ
つまり、この痛点の移動の正体とは、眉唾ものな経絡効果ではなく、
脳が痛点を錯誤している考えるほうが納得がゆくのじゃ。
幻肢痛、いわゆるファントムペインじゃろう。
脳が把握している神経マップに、読み違いが起こったのじゃ。
博士
ツーコ
でも、ファントムペインというのは、
失われた身体の部分に痛みがあるように感じるとか、
そういうのじゃなかったっけ。
通子
カニタ
俺、左わき腹も左ひじもなくなってないよ。
蟹太
ハカセ
うむ。
そこで、この現象をファントムペイン・アナログと命名しよう。
博士
カニタ
なんだかセイントの必殺技みたいでかっこいいな。
蟹太
ハカセ
『ファントムペイン・アナログ』!(ズビシ)
博士
カニタ
痛え!
普通にわき腹が痛え!
よくもやりやがったな。
蟹太
ハカセ
フフフどうだわしの必殺技の威力は。
この技を食らうたびに、貴様は利き腕でないほうの腕に
関係ない痛みを受けるのだ。
博士
ツーコ
地味な必殺技だな。
通子
カニタ
『ファントムペイン・アナログ返し』!(ズビシ)
蟹太
ハカセ
グワーッ。
博士
カニタ
俺の必殺技は、攻撃された怒りをエネルギー源として、
同じ場所に同じ攻撃を返す、すごい技だ。
蟹太
ツーコ
やりかえしただけじゃねえか。
通子
ハカセ
ならばもう一度『ファントムペイン・アナログ』!(ヒョイ)
博士
カニタ
ばかめ。
セイントに同じ攻撃は二度と通用しない。
これはいまや常識。
蟹太
ハカセ
貴様もセイントだったのか。
よかろう、どちらのコスモが強いか勝負だ。
博士
ツーコ
やられ役のシルバーセイントでも、もっとましな戦いをするぞ。
通子


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